Kubernetesクラスターを引き継ぐ技術

コンテナの普及により、Kubernetesクラスターを用いてシステムを構築する機会が増えています。システムは構築して終わりではありません。構築後のKubernetesクラスターには、バージョンやリソース、マニフェストの更新等、運用作業が多々あります。しかし悲しいことに、構築しただけで運用されていない、または構築者が退職して誰にも顧みられていない、マニフェストも残っていないKubernetesクラスターが存在することも事実です。私はこれまで所属してきた企業で、他人の作ってKubernetesクラスターを10個以上引き継いで運用し、改善、更新、移行してきました。本登壇では、他人の作った謎深きKubernetesクラスターを無事に引き継ぐ方法を、私の経験談とともに解説します。

Yusuke Shibui

登壇者プロフィール

Yusuke Shibui

Stability AI Japan

ソフトウェアエンジニア

https://github.com/shibuiwilliam


MLOps、インフラ、バックエンド、データ、機械学習エンジニア、テックセールス、ネコ2匹の飼い主。 本業のStability AI Japanでは生成AIのためのデータエンジニアをしています。副業先のメルカリやmybestでは機械学習エンジニアをしています。過去にはSIer、外資ソフトウェアベンダー、スタートアップで新規プロダクトの起ち上げ、大規模システム運用、チームマネジメントに従事。著作に『機械学習システムデザインパターン』『機械学習システム構築実践ガイド』(翔泳社刊)。