デジタル庁クラウドチームにおけるクラウドスマートを前提としたクラウドネイティブの取り組み

デジタル庁のクラウドチームでは、政府共通のクラウドサービスの利用環境として「ガバメントクラウド」を整備しています。「ガバメントクラウド」は、クラウドサービスの利点を最大限に活用することで、迅速、柔軟、かつセキュアでコスト効率の高いシステムを構築可能とし、利用者にとって利便性の高いサービスをいち早く提供し改善してくことを目指しています。そのためには、クラウドを賢く適切に利用する(クラウドスマート)ことが必須であり、「SaaSの活用」「VMよりコンテナ、サーバレスの利用」「イベントドリブン」などのモダンでクラウドネイティブな考え方を積極的に採用する必要があります。またその結果として、ガバメントクラウド上のシステムがきちんとユーザへ価値を届けられているかということを定量的に計測・判断し、改善し続けるための可視化も重要なポイントと考えています。このセッションでは、政府システム全体をクラウドスマートにしていくためにどのような取り組みを行っているかをご紹介いたします。

Akihiro Yagasaki

登壇者プロフィール

Akihiro Yagasaki

デジタル庁

クラウドエンジニア


日系SIerでクラウド自体の構築やクラウドネイティブを推進する案件に参画。その後、事業会社にてSaaSやWebメディアの技術責任者を経て、クラウドサービスプロバイダにてカスタマーフェーシングの技術職に従事 2021年6月にデジタル庁の前身となる内閣官房 IT 総合戦略室内のクラウドエンジニアに就任 2021年9月のデジタル庁発足と同時にデジタル庁へ入庁