kubefork - 自分専用のクラスタを所有しているような開発体験
マイクロサービス開発では、変更を素早く試せる、依存関係を意識しない、他人の変更の影響を受けないという3つの体験が重要だと我々は考えています。例えばラップトップで開発する場合は、変更を素早く試すことができ、他人の変更の影響を受けませんが、開発したいマイクロサービスの依存関係を意識する必要があります。 我々は、3つの体験を同時に達成するために、我々は istio のリクエストルーティングの仕組みを使って自分専用のクラスタを所有するような開発体験を実現しました。この方法は、kubefork と名付けられています。 我々の組織では、kubefork を1年以上運用してきました。この講演では、運用していく中で定まってきた2つのユースケースと、今回 OSS として公開した kubefork を実現するカスタムコントローラーについて説明します。
Takamichi Omori
登壇者プロフィール
Takamichi Omori
ウォンテッドリー株式会社
ソフトウェアエンジニア
新卒でウォンテッドリー株式会社に入社。 入社後は、開発者の生産性の改善を行う DX (Developer eXperience) Squad にて日々改善を行っている。