Higher level abstraction/orchestration with Crossplane and Open Application Model
クラウドネイティブ時代のインフラ、アプリケーション開発は加速しており、エンジニアにとっての技術選定やロール、キャリアの選択肢も多様化しています。 上記の裏付けとして、下記の KubeCon NA 2020 の発表(https://sched.co/eoJ0)にて、「今後 5 年間で 5 億のアプリケーションが開発され、その数は今日までの 40 年間で開発されたものよりも多くなる」ことが予想されています。 また、CNCF TOC(Technical Oversight Committee)からも、「CNCF Sandbox Project のいくつかは失敗し統合が進む。これは全体としては健全な傾向である。」ということが示されていて(https://sched.co/eoIl)、今主流に見える技術が直近の3~5年後にも活用されているかの判断は難しい状況が続くと推測できます。 正直、覚えることが多すぎて大変かと思います。 こうした背景を踏まえ、DevOps のようにアプリ開発者、アプリ運用者、インフラ運用者などの Role ごとに責務を分けて関心事を分離したり、物事を適切に抽象化するなどの工夫をすることで認知負荷を下げ、より本質的な作業へ力を注ぐことができます。 CNCF Sandbox Project である Crossplane は、AWS, GCP, Azure, その他サードパーティが提供するサービスを Kubernetes のリソースモデルで抽象化し、いつもの kubectl だけですべてを管理することができる control plane です。これによりベンダ中立な方法で、コンテナだけではなく一段上のレイヤの Orchestration を実現できます。 このセッションでは Crossplane と Open Application Model(OAM)をはじめとした抽象化/Ochestrationについてデモを交えて紹介します。
三田興史
三田興史
NECソリューションイノベータ株式会社
インフラエンジニア
omichiki1
AWS/Openshiftを用いたデータ活用関連サービスの設計・保守業務に従事。情報量が飛躍的に多くなり続けているクラウドネイティブ時代における学習の仕方を考えるのが趣味。